自衛隊員、金剛丸

2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。救助犬としていち早く被災地に派遣され被災者捜索の任務にあたったのは海上自衛隊所属の「金剛丸」「妙見丸」、2頭のGシェパードでした。宮城県出身の金剛丸号は、故郷で職務を全うします。※当時は広島・呉の基地所属でした被災地のがれきで足は血まみれになり捜索のために汚染水の中を泳ぎ72時間悲惨な環境の中で真摯に励み任務から5か月後の8月にわずか4歳4か月で急逝しました。いわゆる'津波肺'の関連も示唆されます。(津波がひいた後のカビや粉じんを吸引することで生じる肺障害)救助犬1頭は捜索隊2万人分の働きをみせる。そう聞いたことがあります。被災地での彼らの働きはもっと人目に触れて然るべきです。未曽有の大災害の中人知れず懸命に任務にあたり人のためにその生命を削ってくれた金剛丸。誇り高き一頭の自衛隊員に。心からの感謝を込めて。

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