人気ブログランキング |

最期の日のこと②

d0360206_00341555.jpg
病院ではすぐに治療が開始されました。
処置台の上のゆきは、意識がありました。
舌の色はまだ悪かったものの、
彼女の目は確かにわたしを追っていました。

原因を調べないことには打つ手がない。
まずは酸素を吸入させて呼吸の改善を図り、
X線写真を撮ってみましょうと。
そしてゆきは酸素室へ、わたしは待合室へ。
祈るような思いで待ちながら一時間が過ぎ、
わたしは主治医の先生に呼ばれました。

ゆきは酸素吸入とネブライザーを行い、
今は比較的安定しているとのこと。
X線撮影の結果、肺炎を思わせる影がある。
喉頭麻痺の経過を併せて考えると、
誤嚥性肺炎と診断するのが妥当ではないか。
抗生剤を投与して、夕方まで経過を見ましょう。

わたしは了承し、
ゆきに会わせてくれるよう頼みました。
AHTさんが酸素室に案内してくれました。
ゆきは大きな酸素室の中、
座ってこちらを向いていました。
呼吸数は多くは無く、わたしは少し安堵しました。
酸素室の透明な扉越しに見るゆきは、

わたしが愛して止まない大きな瞳で
わたしをじっと見つめていました。
この状況に戸惑ってるのか、
きょとんとしているようにも見えました。
夕方には迎えに来るからと言い聞かせ、
よろしくお願いしますと頭を下げて、
わたしは病院を後にしました。


ぽちーとどうぞ。

こちらもぽちーと。にほんブログ村 犬ブログ ポメラニアンへ

by monchuchu0116 | 2019-08-25 01:14 | その他