2017年 03月 24日
痙攣発作(初回)
ゆきは元気いっぱいに起きてきて、
惚れ惚れするような速度で朝ご飯を完食し、
ムクの食べ残しを狙って彼の餌皿に顔を突っ込んで。
いつもだったら。
わたしが片づけるまでしつこく餌皿を舐めているのに。
彼女はすぐに顔を上げ、左後肢を若干浮かせてわたしを見上げ。

その時は、湿度の所為でパテラの脚が痛むのだろうと。
こういう時のために処方されている鎮痛薬を彼女に飲ませて、
それでもわたしは。
何とはなしに嫌な胸騒ぎを覚えていました。

午後の3時を過ぎた頃。
わたしの職場、わたしの仕事部屋で。
仕事が一段落したら少し外で遊ぼうか、
その前にちょっとおやつでも食べようよ。
そう話しかけると、ゆきは上機嫌で尻尾を振って付き纏い。

彼女がわたしの掌から咥え取ったおやつの一欠片、
それがぽとりと彼女の口から零れ落ち、
こんなことは初めてだと眉を顰め、
わたしは彼女の傍らに膝をつき。

次の瞬間。
ゆきは「ガーッ、ガーッ」と音を立てて息を吸い込み、
そして上手く息を吐き出せないようでした。
彼女の右の前脚がピンと硬直し、そして。

これはおかしい、普通じゃない。
ゆきの小さな体を抱き上げて彼女の顔を覗き込むと。
瞳は大きく見開かれ、名を呼ぶわたしの声に全く反応は無く。
彼女の意識は無いままに、上下肢はガクガクと激しい振戦を始めました。

11歳にして初めての症状。
これがいわゆる「痙攣」なんだと頭の片隅で考えながら、
わたしはこれまで勉強してきた知識をフル動員していました。

……
長くなりましたので、次回に持ち越します。
ゆきは既に精密検査を終え、まるで何事も無かったかのように元気です!!

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もんつつ びっくりしてた←そりゃそうだ!!
by monchuchu0116
| 2017-03-24 05:30
| 病院・病気
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