2016年 11月 14日
老いる、ということ
月曜日には面会できるそうなので、仕事帰りにちらっと行って来ます。
彼が手術をするに至る原因となった病名は、「胆のう粘液嚢腫」。
これは、肝臓の近傍にある「胆のう」にゼリー状の物質が貯留した状態。
進行すれば胆のうが破裂し、
それに伴う腹膜炎や敗血症などの致命的な病態を引き起こし得るものです。
ムクは年に2,3回の健康診断を欠かさず受けており、
この「胆のう粘液嚢腫」の存在も健診で明らかになりました。
血液検査で肝機能障害を示唆するALPが1800(正常値の5倍強)と異常値を呈し、
腹部の超音波検査をして頂いたところ「胆のう粘液嚢腫」が発覚。
内服治療でどうにかなるレベルではなく、
放っておけば破裂は免れないことから手術を選択するに至りました。
10歳とはいえ彼はすこぶる元気で、にわかに「手術」と言われても信じ難いほどでした。
病気に伴う症状は全く無く、食欲も通常通りで入院前日にも跳ね回っていたくらい。
足腰も丈夫だし、病気を患って何らかの治療を要したという過去も無く。
しかし、素人目にどんなに元気に見えようと。
10歳という年齢は確実に彼の身体に影響を与えていました。
今回の「胆のう粘液嚢腫」も、彼の場合は加齢に起因するとのこと。
いつまでも子犬のような見た目に騙されそうになるけれど。
いつまでも年をとらないような錯覚に陥りそうになるけれど。
彼らはいつのまにかわたしの年齢を追い越して、確実に「老い」ていく。
分かっているつもりでも、
いざ突きつけられる現実はなかなかに厳しい。
日向ぼっこを楽しむおちびちゃんにも「胆泥症」があります。
これは胆のうに「泥」のような物質が溜まるもので、
進行すれば「胆のう粘液嚢腫」を引き起こすこともありますが、
今の時点では特に騒ぎ立てるほどのものではなく。
定期的な血液検査と超音波検査で経過を追っている状態です。
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月曜日には会えるよ!!
by monchuchu0116
| 2016-11-14 05:30
| その他
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