今日はお休みしなさい

金曜日の朝。
ゆきは朝ご飯を待ちわびて、
「ちるちる」＝さっさとご飯の準備をせよ
といつもの如く鳴くまでに回復を見せてはいましたが。

(『もんつつー』)
そこは心配性のもんちゅちゅですので。
朝ご飯を終えたゆきを前にして、

(『どこいってた　もんつつ？』)
「今日はお休みしなさい」
「画伯と一緒にお家にいなさい」
幸いにも画伯は仕事がお休みで、
ゆきのことを頼むと快く引き受けてくれましたし。

(『もんつつ　おおきなはこがとどいた』)
もしも職場に同伴出勤をすれば、
張り切ったゆきが安静を保てないのは明らかでしたから。
画伯にゆきを託し、空っぽの助手席を寂しく思いながら出勤しました。

(『なにが　はいってる？』)
そして金曜日の夕刻、
帰宅して画伯にゆきの様子を聞いたらば。
もうすっかりいつもの調子で、特段元気がない様子も見受けられず。

きっと彼女は大丈夫だろうと
ホッと胸を撫で下ろした次第です。

さて帰宅したもんちゅちゅを出迎えたこの巨大な段ボール箱。
箱の中身は何でしょうね……？


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ちるちるなくと　もんつつがよろこぶ。