2016年 08月 10日
眼差しの先には
ゆきの白内障はゆっくりと進行しています。

最初から分かっていたこと。
点眼薬はあくまで微々たる時間稼ぎにしかすぎないと。

だから、そのこと自体はそれほどショックじゃない。
ほんの少し寂しい思いをするのは否めないけれど。

でも、それは自然の摂理。
年をとるというのは、そういうこと。
時間の流れに逆らおうだなんておこがましい。

ねえ、おちびちゃん。
今のうちに、たくさんのものを見ておいて。
匂いや音や肌触りや、そういうものと結び付けて憶えておいて。
あなたの視力が失われても、すぐに思い出すことができるように。

わたしも。
あなたの眼差しを。
その目の輝きを憶えておくから。
生涯、決して、忘れることは無いでしょう。

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小さい時からお目目きらきら。




