2016年 02月 18日
なぜ発作は夜に起きるのか
ほっと胸を撫で下ろしているもんちゅちゅです。

さて、心臓病の症状としてつきものの「咳」。
ゆきの咳の発作はたいてい深夜~明け方にかけて起きるのですが、
これには心臓の動きをつかさどる神経系のメカニズムが関係しています。

心臓も含めて内臓は「自律神経」というシステムに支配されていて、
これは「交感神経」と「副交感神経」という相反する作用を持つ神経から成ります。
それぞれの主な作用は図に書いた通り、
交感神経は活動期・副交感神経は休息期にはたらくと考えれば間違いないかと。

心臓病の発作が起きやすいのは、一つには心臓を酷使した時。
全力で走ったり興奮し過ぎたり、そうしたことが原因で心臓への負荷がかかりすぎた時。
これは飼い主の制止によりある程度のコントロールが可能ですので、
当然もんちゅちゅもゆきが過度に興奮しないよう常に目を光らせています。

片や副交感神経がメインとなる時間帯、すなわち夜間の休息時。
生理的に心臓の働きが抑えられるため、病気で弱った心臓はさらにその動きを弱めます。
すると血液の流れが滞り、逆流により肺に血液がたまり、咳を引き起こします。
これが、夜間に生じる咳の原因となっているものです。

日付は既に変わって木曜日。
今日は心臓と腎臓の定期検査、そしてホルモン負荷試験を行う予定です。
傍にいるからね。
頑張れ、ちびすけ。

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がんばっちゃうー。
by monchuchu0116
| 2016-02-18 05:30
| 病院・病気