2015年 08月 27日
恐怖の一夜が明けた
30時間ぶりに電力が復旧したくまモン県は某僻地より。

台風15号の襲来は8月25日早朝、
午前4時から午前6時にかけてわが地方を直撃しました。

『たいふうだー』
前回の記事を書いた直後、手持ちの気圧計は960hPaを記録。
ゆきはコンコンと咳を繰り返し、
ベッドの中で落ち着きなく幾度も姿勢を変え、
わたしはそっとその背中を撫でながら夜明けを待ちました。

『にげなきゃ!!』
午前5時、夜明け直前。
窓ガラスに掌を当てると風圧で内側にたわむのを感じ、
轟音とともに家屋は頼りないほどガタガタと揺れて、
現状を確認しようとテレビを点けたものの数分後。

家じゅうの明かりもテレビも一斉に消えて、
わたしは懐中電灯を握りしめ、
込み上げる不安を押し隠してゆきを抱き、
心細そうに鼻を鳴らす彼女をなだめ続けました。

永遠にも思える時間が過ぎて夜が明け、
風も雨も小康状態となり、
どうやら台風は通り過ぎたようだと判断して
わたしはゆきを連れて職場へと向かいました。

道中目にしたものは
横転したトラックが車線を塞ぎ、
吹き飛ばされた家の屋根が自動車を目茶目茶にし、
根こそぎ倒れた木と電柱がそこここに。
自然の猛威の爪跡をまざまざと感じ、しかし。
まさかこの後30時間に及ぶ停電が待っていようとは。
わたしもゆきもついぞ知ることはありませんでした。
わが地方の真上を通過した台風15号、
生きた心地もしないとはまさにこのこと。
停電とネットの寸断により情報も得られず、
一時は電力復旧の目途もなかなか立ちませんでした。
ですが、
ゆきは体調を大きく崩すこともなく今現在も元気に過ごしています。
詳細は次回にて。
皆様方にはご心配を頂き、誠に有難うございました。

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くまモン県の一大事でした。
by monchuchu0116
| 2015-08-27 05:30
| その他
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