第二の故郷へ

よく晴れた連休中日の日曜日、
ゆきとわたしは海にいました。

車を飛ばすこと一時間強。
この海は、この街は、
あなたとわたしにとって特別な場所。

憶えているかな、おちびちゃん。
今から7年以上も前、
あなたはわたしのもとへとやって来て、

出会って最初の一年足らずの期間を
共にこの街で過ごしたことを。

海にほど近い土地で生まれ育ったわたしは
あなたにも海を好きになって欲しくて、
海沿いの道を毎日あなたと一緒に歩きました。

この街で過ごしたのはほんの一年にも満たない期間だったけれど。
あの頃とは変わってしまったものも多いけれど。
憶えていてほしいな、おちびちゃん。
この海を、この街を。
共に歩いたことを。


前回の記事につきまして
ゆきは基本ビビりんなので、
初見の場所では明らかに動揺して目が泳いでいます。ふっ。
ちなみに場所に馴染むのは割と早いほうで、5分もすると調子を取り戻します。
昨日の洋服は背中のポケットからクマさんが覗いていて、
女の子らしい丸襟と胸元のチェリーの飾りが……って全然見えてないじゃーん。
そうそう、この時期はヘビとか蜂とかの心配をせずに探検できるのですが、
イノシシのことを今の今まですっかり忘れていました!!
我ながら間抜けもいいとこです。


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