小さくても確かな奇跡

一日ずっと雨が降り続いていたのに、
散歩に行く直前になって雲の切れ間から太陽が覗いた。

寒い季節と比べると
心臓病からくる咳の数が明らかに減った。

湿度が高い時期にもかかわらず、
ゆきの両後肢のパテラは思ったほど悪くなっていない。

そのひとつひとつは些末なこと。

けれども
ほんの小さな奇跡の積み重ねが

ゆきに笑顔をもたらしてくれる。

木曜日は月に一度の通院日。
きっと、心臓病は悪化していない。
何だかそんな予感がするのです。


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