油断も隙も、

抜けるような青空のもと、
ゆきを連れてドッグランに赴いたまでは良かったのです。

カメラのレンズキャップを外し、
電源を入れた時には既にこの有様。

至福の表情とは、
まさにこのような顔のことを言うのでしょう。

小休止を入れつつ、
いかにも得意そうな顔でカメラ目線をくれたり、

起き上がりざまに、
次のすりすりのターゲットを見定めたり。

ころころとよく変わる表情から、
一時たりとも目が離せません。



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