2013年 12月 08日
心が痛む瞬間に
以前出かけたダム湖よりも小ぢんまりとした、静かな場所。

『だっこしてー』
うんうん、階段は自分じゃ下りられないからね。

無心に遊ぶゆきを眺めながら
ふと傍らに目を遣ると。

一匹の野良猫がこちらを見つめていました。
これ以上近寄ると逃げてしまうので、人慣れはしていないのでしょう。

今日は初氷が張ったもんちゅちゅ地方。
昼はまだしも、夜の寒さは凍てつかんばかり。
食べ物は?飲み水は?暖をとる場所はあるのか、病気や怪我は……。
思いを巡らすときりがない。

でも、やっぱり思わずにはいられないのです。
もしもあの子があの時、わたしにすり寄ってきたら。
わたしは果たして、保護することが出来たでしょうか。
目の前の愛犬と野良猫と、
生命の価値に違いは無いはずなのに
いったいどこで線が引かれてしまったのでしょうか。
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