真夏の海辺と太陽と

立秋を過ぎて
日の出の時刻は確実に遅くなったものの、

ひとたび太陽が昇れば
じきに汗が滲むのは相変わらずで。

当然、休日の午前5時起床も相変わらず。

眠い目を擦りつつ、
そういえば昨日はトリミングしたんだっけと記憶をたどり、

飼い主がはっと我に返った時には、
飼い犬は既に浅瀬でじゃぶじゃぶ。

けれどこの得意満面な顔を見ると、

砂浜に刻まれた小さな足跡を見ると、
ただ愛しい気持ちだけが胸にこみ上げる。



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